【DIY超初心者】壁の下地コレ知らないと事故ります!~リノベーション工事現場潜入レポ~【ルームスタイリスト】

TOKOSHIEブログに

ご訪問いただきありがとうございます。

 

今回は、

DIY入門編です。

 

壁に棚を付けたい

そんな時に気を付けたい

基礎的な知識です。

 

リノベーション工事現場に

潜入してきましたので

実際の写真を見ながら

ご説明いたします。

 

それでは、

最後まで、お付き合いください。

石膏ボードってどんなもの??

こちらの写真は、

キッチンボードを

設置する予定の壁面です。

シマシマ模様になっていますが、

茶色い部分が合板とよばれる木材で、

黄色い部分が

石膏ボードと呼ばれる建材です。

 

子どものころ、

ポスターやカレンダーを

壁に貼る時、

簡単に画鋲が刺さる場所がある一方、

硬くてなかなかさせない場所があり

困った経験はありませんか。

 

硬くてなかなか画鋲がさせなかった場所が

合板や柱の木材部分で、

スッと画鋲が楽に刺さった場所が

おそらくは

石膏ボードだったと思われます。

 

こちらが石膏ボードです。

上の写真の裏側です。

元々は襖くらいの大きさですが、

これを場所に合わせて

大工さんが加工して設置していきます。

カッターナイフで

軽く線を入れた後、

反対側に力を軽く加えるだけで

ポキッとすぐ切断されるくらい

脆いものです。

 

よって、

その脆い石膏ボードに、

軽くビスが留まるからといって

棚板を付けてしまっては、

すぐに壊れてしまうことは

容易に想像できますよね。

 

今は、

石膏ボード用の画鋲が売られているので、

本当に軽い飾り棚くらいなら

大丈夫なこともあります。

 

しかし、小さなお子さんが

いらっしゃったりして、

予期せずに

力を加えたりする可能性があるようなら

おすすめはできません。

 

ガラスが使用されている

額縁を飾る場合も

注意が必要です。

平常時は大丈夫でも、

地震で負荷がかかった場合など

危険がないか

十分に注意してください。

 

この石膏ボードの脆さを、

あまり知らないという方は

とても多いです。

 

実際に、

整理収納の現場で、

ここに棚を付けたいと

おっしゃる方に、

ここは、一度壁紙を剥がして

下地を入れる必要があるとお話すると、

そんなことまで必要になるのかと

驚かれることもあります。

100円ショップで購入した棚板を

付けたけれど、

リモコン数個置いていたら、

落下してしまったという方も

いらっしゃいました。

 

新築して間もない素敵なお部屋でしたが

その壁は、残念ながら、

傷がついてしまっていました。

【注意!】壁面だけじゃない!石膏ボード

石膏ボードが使われるのは、

壁面だけではありません。

こちらは天井部分を撮影したものです。

この後、

断熱材の

グラスウールが全面に敷き詰められ、

石膏ボードで平面に整えます。

 

…ということで、

もうお分かりだと思いますが、

このようなプランターも、

木材部分に吊るさないと

大変危険です。

ご注意ください。

 

もちろん、

このような

吊り下げ式のスイングチェアは

絶対に設置しないでくださいね。

 

ちなみに、

木材部分だからといって、

荷重がかかっても

大丈夫という意味ではありません。

 

荷重がかかっても大丈夫な場合と

耐えられない場合があります。

 

プランターにしろ、

スイングチェアにしろ、

素人判断は危険ですので

ご注意ください。

 

DIYするなら、壁面の下地の確認は絶対必要!

先ほどの写真

全体を見るとこんな感じです。

奥に見える

壁面の上部の合板部分には、

吊戸棚設置される予定です。

その下側には、

キッチンボードの

下部が固定される予定です。

 

しっかりとした木材で

支えていきます。

 

手前に見える

白い部分も石膏ボードです。

この奥に、

対面キッチン本体が

設置されることになっています。

 

もし、

対面キッチンの前の

カウンター下に

収納棚を造作したいと思ったら、

こちらも下地に合板を入れる必要が

でてきますね。

 

 

こちらは、収納になる場所です。

しっかりと荷重のかかる予定のところは

木材で作られています。

 

ちなみに、

全部木材で作ればいいじゃないか

という声も聞こえてきそうですが、

こうして細かく使い分けるのはなぜか。

 

理由は、

それぞれの建材の価格によります。

 

木材を使う方が何倍も高額になります。

ですので、

上手く石膏ボードを組み合わせて

造られていきます。

 

 

いかがでしたか。

 

今回は、

DIY入門編として、

壁や天井に

荷重がかかるものを設置する時に

注意しなくてはいけないことについて

お伝えいたしました。

 

 

造作棚などの

プロの施工をご希望の場合は、

こちらからお問い合わせください。

 

オールラウンドリノベーターである

建築士が対応いたします。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

 

 

ここまでお読みいただき

ありがとうございました。

 

それでは、今日もお元気にお過ごしください。

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