整）
ヒアリングをとても大切にしているとのことですが、
具体的にどういったことでしょうか。
建）
最初は、お客様のご希望が漠然としていることがあります。
ヒアリングを丁寧にすることで、
ご自身の中で、
よりイメージが湧いてくるということに繋がります。
整）
ヒアリング後のプランニングにおいて、
大切にしていることは何でしょうか。
建）
お客様のご希望を、
そのままプランに落とし込むだけでは、
プロの仕事ではありません。
ご希望ごとに
イメージに近づける最善の方法や、
可能なプランの方法など、
プロとしての経験を総動員してご提案します。
整）
プロとしての経験を総動員とは、
具体的にどういったことでしょうか。
建)
駆け出しの若いころ
お客様に最善のプランを提案するために、
机上の知識だけでは足りないと感じました。
そこで、実際のリノベーション工事現場に通い、
各分野の職人たちの技術を習得していきました。
他にも、各種資格も取得するなど、
今では、リノベーション工事現場における
ほとんど全ての作業ができるまでになりました。
整）
オールラウンドリノベーターと呼ばれる由縁ですね。
なんでもこなせる建築士だと
お客様や職人さんから、毎日のように言われていますよね。
建）
色々作業ができると言っても、
本筋はもちろん建築士としての仕事です。
実際の現場を熟知していることは、
プランニングをする上で大きくプラスになっています。
私の最大の強みであると思います。
整）
プランニングでプラスになるとのことですが、
ヒアリングで生きてくることはありますか。
建）
実際の家の構造や工事の方法などを
具体的に詳細に理解していることで、
お客様のちょっとした疑問から、
プランニングに左右する質問まで、
各分野の職人に確認することなく
その場で的確に答えたり、提案できることですね。
「持ち帰って担当に確認します」ということが
基本的にないことで、
お客様との打ち合わせが
より濃密でありつつ、
素早く進めることができます。
また、机上だけでない知識と経験から、
ご提案の幅が大きいという自負があります。
整）
こんな風にもできるんですねと、
お客様がプランに驚きつつも喜んでくださることも多いですよね。
長年のファンになってくださっているお客様が多いのは、
そういった点によるところも多いのかもしれないですね。
建）
その辺りは、わかりませんが（笑）
お客様ご自身だけでなく、
後に、お客様のお子さまが成長され、
お子さまのご依頼までもいただく時には、
信頼していただけているようで、
リノベーションのプロとして、
大変うれしい瞬間です。
整）
お客様に永く寄り添い
ライフステージの変化の度にご依頼いただくのは、
私たちの目指していることに繋がっていますね。
いかがでしたか。
知識と経験、
それらには、
そこに至るまでの弛まぬ努力が裏付けされていることが
伝わってきました。
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ここまでお読みいただき
ありがとうございました。
次回は、
整理収納アドバイザーが
「洋服の手放し」について、
自身が経験してきたことをお伝えします。
お楽しみに。
それでは今日も元気にお過ごしください。
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